選手インタビュー 〜表彰式インタビュー〜

写真:長野 久義(ちょうの ひさよし)選手(2012年度受賞/読売ジャイアンツ)1984年12月6日生まれ。佐賀県出身。小学1年生で地元の野球チームに入部、6年生で主将を務めた。その後も野球を続け、日本大学へ進学。2007年には本田技研工業へ入社し、同社の硬式野球部に所属。読売ジャイアンツへの入団を熱望し、2009年にドラフト1位指名を受けて入団。今年、セ・リーグ最多安打となる173安打を放ち、チームの日本一に貢献した。

三井ゴールデン・グラブ賞 2年連続受賞 強肩を誇る外野手の要

走・攻・守を磨き続け、チームから頼られる存在へ

144試合に出場し、リーグ最多タイの173安打。打率は3割1厘でリーグ4位、盗塁は20個を記録しリーグ3位。1番バッターとしての使命を見事に果たした、読売ジャイアンツの長野久義選手。守備でも大活躍を見せ、2年連続で三井ゴールデン・グラブ賞を受賞した。長野選手がプレーに込める想いとは。表彰式終了後にインタビューを行った。

日本一と並ぶ受賞の喜び

まずは、3年ぶりの日本一奪還、そして、三井ゴールデン・グラブ賞受賞おめでとうございます。日本一になられた今のお気持ちと、三井ゴールデン・グラブ賞を2年連続受賞された率直なご感想をお聞かせください。

写真:長野 久義選手

長野 2012年は、読売ジャイアンツというチームにとって素晴らしい年になりました。また、交流戦、ペナントレース、クライマックスシリーズ、日本シリーズ、アジアシリーズと初の5冠を達成した記念すべき年でもあります。個人としても、三井ゴールデン・グラブ賞という栄誉ある賞をいただくことができ非常に感動しています。実は、シーズンが始まる前からこの賞を狙っていて、昨年のシーズンが終わったあたりから守備において、より一層練習を重ねていました。守備練習で、厳しくも楽しく指導してくれた大西コーチ(外野守備走塁コーチ)にはとても感謝しています。大西コーチがいなければ、三井ゴールデン・グラブ賞は獲得できませんでしたから。こうして受賞できたのは、チームが日本一になったことと同じぐらい自分にとっては嬉しいことです。

今年は、昨年よりもさらに外野手としてご活躍された印象があります。特に、強肩から繰り出される力強いバックホームには驚かされました。そこで質問ですが、守備の時に重要視されていることはありますか?

長野 常に風向きを読んでいます。特に、球場に掲げられている旗の流れる向きをチェックしながら、ボールがどちらに流れていくのか予想します。それでもボールの描く軌道は読み切れない。回転のかかり方は打ち方によって違ってくるし、球場が違えば風の流れも違うんです。神宮球場や横浜スタジアムは難しいし、甲子園は割と安定しているといった具合。そういえば、プロ1年目で出場した甲子園での阪神戦で、守備の際に、旗をちらちら確認していたら阪神ファンの方から「何見てんねん!」と怒られたことがありました。今では、スタンドから飛んでくる阪神ファンの皆さんからの野次や声援を外野で楽しんでいますよ。

  • セ・リーグを代表する外野手となった長野選手(写真提供:(株)ベースボール・マガジン社)

    セ・リーグを代表する外野手となった長野選手(写真提供:(株)ベースボール・マガジン社)

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