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三井ゴールデン・グラブ賞

三井ゴールデン・グラブ野球教室

選手インタビュー 〜受賞者特別インタビュー〜

写真:小谷野栄一(こやの・えいいち)選手(2009年度受賞/北海道日本ハムファイターズ)1980年生まれ。創価高校3年時に甲子園出場。創価大学に進学し、1年生からレギュラーとなる。2002年、日本ハムファイターズ入団。2006年にパニック障害を発症。現在闘病中ながらも常にすばらしいプレーで、同じ病気に苦しむ人々に勇気を与えている。

第38回 三井ゴールデン・グラブ賞受賞

ちょっと立ち止まりポジティブな意識に切り替える

写真:小谷野栄一選手 本年4月に出版された著書『心で勝つ 技で勝つ』。野球や障害に対する思いが綴られている

本年4月に出版された著書『心で勝つ 技で勝つ』。野球や障害に対する思いが綴られている

先ほど勇気という言葉がありました。この4月に出された本でも触れられていますが、パニック障害 (*1) の症状が現れて、苦しいときにご自身で意識されていることはありますか。

小谷野 結局は気持ちの問題ですが、たとえばここで打たなければとプレッシャーがかかるときは、相手のほうがもっとピンチなんだと思うようにしていますね。また、不安で呼吸の仕方がわからなくなったときは、逆に「これは楽しめという合図だな」と思うことにしています。打席に立つ前に一度立ち止まり、意識転換をしてから行くようにしています。

ネガティブにならないということですね。

小谷野 はい。昔は「あれができなくなった」と思ったら、「なんでだろう」とずっと悩んでいました。でも今は、「今日はこういうことができた」とどんどん自分を褒めるようにしています。言葉を変えると行動も変わります。実は、ドーピングにひっかかってしまうので、強い薬は飲めないんですよ。それで飴をなめたりして呼吸の調節をしています。

私たち三井広報委員会は、三井ヒューマンプロジェクトという社会貢献活動のPRを展開しています。小谷野さんにとっての人生における大切な出会いについて教えてください。

写真:小谷野栄一選手

小谷野 たくさんの出会いがありましたが、強いていえば大学のときの岸監督 (*2) でしょうか。「心の成長があってこそ野球技術が向上する。人間として成長することを求めなさい」とよく言われました。病気になったりいろんな試練にあうと、本当にその言葉の意味が感じられます。

最後にプロ野球選手を目指す子どもたちや、野球以外にも夢に向かって取り組んでいる子どもたちにメッセージをお願いします。

小谷野 なにごとも勇気をもってチャレンジしてほしい。ぼくも勇気を出して障害を持っていることを人に伝えました。また、まわりに感謝しながら、なんでも楽しみながらやるのがいいと思います。

私たち企業人にも当てはまる言葉ですね。本日はありがとうございました。

2010年8月 インタビュー

1 パニック障害:強い不安感により、めまいや呼吸困難、動悸が早くなるなどの症状が表れる疾患。

2 岸 雅司:創価大学硬式野球部監督。野球の指導のみならず、部員に対する人間教育の評価も高い。

三井ゴールデン・グラブ賞は、三井グループ企業24社が提供しています。