表彰式インタビュー

守ることと打つこと同じように重視。走攻守すべてで高いレベルを目指す

5年ぶりにセ・リーグを制した読売ジャイアンツ。
移籍1年目から主軸としてチームを牽引し、7年連続で三井ゴールデン・グラブ賞を受賞した丸選手に話を聞いた。

(2019年11月28日インタビュー)

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野球は切り替えが大事理想の選手像に近づくために

─両リーグを通じて最多得票、丸選手自身7年連続の三井ゴールデングラブ賞受賞、おめでとうございます!守備の名手に贈られるタイトルですが、この賞に対する印象や、受賞のお気持ちをお聞かせください。

結果的には7年連続になりましたが、自分の中では毎年タイトルのことは意識していないですね。でも、やっぱり三井ゴールデン・グラブ賞は獲りたいなって思うので、受賞は素直に嬉しいです。僕の中で目指す選手像として、「走攻守すべて高いレベル」というのがあって、打つことももちろん、守ることも同じくらい重視して若い時から練習してきました。

─今シーズンもチームのリーグ制覇に大きく貢献するご活躍でした。丸選手が守備の際に気を付けていることや、意識している点を教えてください。

特に意識していることは、打てなかった時に、その気持ちを絶対守備に引きずらないことですね。ベンチに戻ってから守備位置につくまでに打席のことは一旦忘れて守備に意識を切り替えるというのは、若い時からずっと心掛けています。また、歓声で打球音が聞こえなかったりした時はスイングを見て決めつけずに、打球を判断してから動くようにしています。

─今シーズンの中で印象に残っているご自身のプレーはありますか?

7月8日の甲子園での対阪神戦で上本(博紀)選手のボールをキャッチしたプレーですね。1点リードの8回裏2アウト、ランナー一・二塁の緊迫した場面で、ショートの後ろに落ちるようなフライでしたが、なんとかスライディングしてグラブの先に引っ掛けることができました。競った試合を勝利に繋げられたので良かったです。でも怪我をするとチームに迷惑が掛かってしまうので、フェンス際の打球なんかは、ある程度自分で判断して動くようにはしています。

─守備の名手である丸選手から見て、特に上手いと思う選手や影響を受けた選手を教えてください。

外野手でいうと、今カープでコーチをされている廣瀬(純)さんですね。打球に対しての追い方だったり、捕球の姿勢とスローイングの正確性は、選手として活躍されている頃から上手いなと思っていました。守備のどの面でも、僕の中では廣瀬さん以上の選手はイメージがありません。影響を受けたという意味では、これまで小中高、それからカープの2軍時代も本当に指導者の方々に恵まれてきたので、ひとりに限定するのは難しいです。

─「守備と走塁にスランプはない」と言われることがありますが、そのためにはやはり日々の準備が必要ですよね。丸選手の場合、試合前や試合後でどのような準備をしていますか?

確かに技術的な部分でのスランプはあまりないかもしれませんが、バッティングの調子によっては、守備中に余計なことを考えてしまって準備不足に繋がる経験はありました。野球は切り替えが一番大事なスポーツなので、しっかり割り切るようにしています。試合中に切り替えの意識は持っていますが、逆にそれは試合が終わったら終わり。しっかり反省したら、家では考えません。

─丸選手は試合を決めるような重要な場面を何度も経験されています。プレッシャーに勝つ方法や、強いメンタルの秘訣があれば教えてください。

それは僕も教えてほしい(笑)。ただ言えるのは、あまり自分を追い込みすぎないようにしています。自分の中である程度噛み砕いて「最悪前に飛ばせばいいや」くらい自分を楽にしています。打てなくても命まで取られるわけじゃない(笑)。ダメならダメで練習するしかないわけですから。

丸佳浩選手

写真提供:ベースボール・マガジン社

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