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表彰式フォトレポートと動画レポートを公開しました。
プロ入り2年目の昨シーズンは、528補殺でシーズン補殺の日本記録を樹立。今シーズンはそれを更に上回る535補殺で自身の記録を塗り替えた菊池選手。打率もリーグ2位と走攻守すべてにおいて活躍を見せ、チームへ多大な貢献を果たした。広島の“赤い忍者”といわれるプレースタイルに隠された想いを聞いた。
(2014年12月3日インタビュー)
—2年連続三井ゴールデン・グラブ賞(以下、三井GG賞)受賞、おめでとうございます。今回は、セ・パ両リーグを通じて最多となる237票を獲得しての受賞ですが、今のお気持ちをお聞かせください。
素直に嬉しい気持ちですが、大先輩の山本浩二さんの10年連続受賞という大記録に追いつきたいと思っています。今はまだ二歩進んだだけ。スタートしたばかりだという印象ですね。
—リーグ2位の打率3割2分5厘という数字も大変素晴らしいですが、何より驚いたのは、昨シーズン樹立したシーズン528補殺の日本記録をご自身で塗り替えられたことです。打者としても二塁手としても、大きな活躍をされた今シーズンを振り返ってみていかがですか。

写真提供:ベールボール・マガジン社
打者として意識していたのは、とにかく「芯に当てる」ことです。芯に当たればとりあえず飛ぶんだと(笑)。守備では「ボールを最後まで諦めずに追う」ことを常に意識していました。ですから、いつの間にか遊撃手がいる方まで食い込んだり、自然と守備範囲が広く、深くなっていましたね。
あと、グラウンドでプレーする時は常にリラックスした状態を保つようにしていました。自然体でのびのびとプレーできれば、結果に結びつきやすいので。「この場面でゲッツーを取らなければ」とか、「チャンスだから絶対に打たなければ」と力みすぎるとよい結果が出ないことが多いです。
—“のびのびと”プレーするために、日々どのような練習を積み重ねられているのでしょうか。
基礎練習を徹底し、苦手な打球を克服することです。僕は特に正面から来る打球が苦手。いつ跳ねるか予測が難しく、距離感が掴みづらいですから。シーズン中も石井(琢朗)コーチに正面からの打球を数多く打っていただいて練習しました。
—グラブへのこだわりなどがあれば教えてください。
グラブは1年サイクルで変えていて、新しいグラブに指を入れた時の感覚をとても大切にしています。少しでもフィーリングが合わないと感じたら、そのグラブは使わず前のものを使います。また、オイルやクリームを塗って重さや硬さが少しでも変わると嫌なので、グラブは一度も磨きません。
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