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2024年度受賞選手が決定!
2013年度 三井ゴールデン・グラブ賞受賞
2011年に行われた東日本大震災・慈善試合では、「見せましょう、野球の底力を」と語る姿が印象的だった、東北楽天ゴールデンイーグルスの嶋基宏選手。あれから約2年半、約束通り、日本一に輝いて野球の底力を見せつけ、全国に興奮と感動の渦を巻き起こした。そんな熱き一年を終え、嶋選手が今、想うこととは。表彰式当日にインタビューを行った。
(2013年11月28日インタビュー)
球団初の日本一、おめでとうございます。初のリーグ優勝からクライマックスシリーズを制し、頂点まで一気に駆け上がった感がありますが、ご自身ではいかがですか?
嶋 誰もが開幕前から日本一を狙ってスタートを切っていると思いますが、実際に日本一になる瞬間は、いつもテレビで見ている側だったので…。まさか自分が最後の一球を捕って終われるなんて、夢のようでした。その後、「おめでとう」、「ありがとう」という言葉を多方面からたくさんいただき、日本一になった、なってよかったという実感が湧いてきたところです。
個人でも、9割9分7厘の守備率を記録し、パ・リーグの捕手部門のトップに輝きました。そして、3年ぶり2回目となる三井ゴールデン・グラブ賞を受賞された、今の気持ちをお聞かせください。
嶋 打撃よりも守備から固めるのが“日本の野球”といわれるなか、守備に関する最高峰の賞をいただけたことは、本当に光栄です。ただ、キャッチャーはピッチャーの次に、試合のカギを握るポジションといわれているので、来年は10割を目指し、達成した暁にはこの賞を再び獲得できればと思います。
今年は、ベストナインも3年ぶり2回目の受賞。個人として、今シーズンを振り返っていかがですか?
嶋 キャッチャーの価値は、自分の成績よりもチームの勝敗で高まると、僕は考えています。なので、日本一になれたことは、いち捕手としてもとても名誉なこと。また、レギュラーとして、一年間怪我なく試合に出場できたことも、うれしいですね。
今シーズン、ご自身において最も印象に残っている守備のプレーは、どんな場面で起こりましたか?
嶋 プレーではないんですが、リーグ優勝と日本一が決まった瞬間は、今年、いや、今までの野球人生のなかで最も嬉しかったことですね。プレーでいえば、同じチームになりますが、セカンドの藤田(一也)さん、ショートの松井(稼頭央)さんには、ヒット性の当たりをファインプレーで何度もアウトにしていただき、本当に感謝しています。
チームを優勝へと導いた嶋選手(写真提供:ベースボール・マガジン社)
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