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表彰式フォトレポートと動画レポートを公開しました。
本年度セ・パ両リーグを通じて最多得票で三井ゴールデン・グラブ賞を受賞した近本選手。
阪神タイガースのリーグ優勝、そして日本一にも大きく貢献し、SMBC日本シリーズではMVPにも選出された。今回の受賞の喜びや、その強さの秘訣を聞いた。
(2023年11月30日インタビュー)
─まずは阪神タイガースのSMBC日本シリーズ優勝、おめでとうございます。2年前に近本選手が「これから阪神は強くなる」と言っていた通り、本当に強いチームになりましたね。日本一になった感想をお願いします。

ありがとうございます。新人選手たちも経験を積んで、今年は強いチームになることができました。日本一になった瞬間はホッとしましたが、あまり実感がありませんでした。オフシーズンに入って祝賀会や報告会などの行事が増え、多くの方々とお会いするようになってから、皆さんが僕たち以上に感動し、喜んでくださっていることを肌で感じています。阪神の38年ぶりの日本一に関わることができて光栄です。
─そして今回の三井ゴールデン・グラブ賞は3年連続で受賞、しかも287票というセ・パ両リーグで最多得票での受賞となりました。
正直、入団した時には、三井ゴールデン・グラブ賞は自分には縁がないだろうと思っていました。ですから、3年目で初めて受賞した時には、盗塁王や最多安打など、当時獲得した他のどのタイトルよりも嬉しかったのを覚えています。また、この賞は単純な数字や成績ではなく記者投票ですから、皆さんに認めてもらったんだという点を特に嬉しく思います。それを3年連続で受賞できたのは偶然の受賞ではないのだと、自分としても評価したいです。
─ファン目線としては、近本選手がデッドボールを受けた後に外野でフェンスに当たるのもいとわずボールをキャッチしていたプレーが印象的でした。ご自分で記憶に残っている守備のシーンはありますか?
日本シリーズの第5戦(対オリックス)で、一塁ランナーが田嶋投手で、宗選手がセンター前に打った場面がありました。センターへの打球は前後を見極めるのが難しく、捕ることはできないと判断しましたが、落ちるタイミングの時にフェイクでグラブを上げてみたんです。「ごめんね、宗くん」と思いながらも、うまくアウトにできましたね(笑)。
─そうでしたね!そして打つ方で印象的だったのは、やっぱりSMBC日本シリーズ第1戦の三塁打です。
本来の僕らしい感じのプレーができました。今年のレギュラーシーズンは打率が今一歩でしたが、球団の評価として大事なのはフォアボールだと監督とも話していたので、無理に打とうとせずにしっかりボールを見ることに注力していました。
─岡田監督は、近本選手から見てどのような方なのでしょうか。
普通のおっちゃんですかね(笑)。あまり喋らなくても選手の気持ちが分かる人なのだと思っています。選手の体のことも結構気遣ってくれて、たとえば久々にスタメンで出る選手はヒットを打って活躍しても、体力的なことを考えてすぐに代えるなどされています。

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