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2024年度受賞選手が決定!
第40回三井ゴールデン・グラブ賞 2011年最も輝いた投手
2011年は東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手にとって飛躍の1年となった。
パ・リーグ最多勝、最優秀防御率、最優秀投手、ベストナイン、沢村賞の5部門で表彰。守備力も高く評価され、三井ゴールデン・グラブ賞を初受賞した。
三井ゴールデン・グラブ賞(以下、三井GG賞)初受賞の気持ちと、今シーズンを振り返っての感想を聞かせてください。
田中 幼い頃から知っていた賞ですから、今回の受賞を大変光栄に思います。三井GG賞はシーズンを通して守備力の高さを評価していただくものであり、歴代の受賞選手の皆さんも守備力が際立って素晴らしい方々ばかり。今回の受賞を励みに、プロとしての技術をもっと磨いていきたいと思います。
今シーズン、最も印象に残っているのは千葉ロッテ戦で岡田幸文選手を抑えた時のプレー。後方に飛んだ球を反射的に捕ることができ、我ながらうまくいったと思いました。
「守備」について意識されているのはどんなことですか。
田中 日頃から、自分で捕れる球はすべて捕るように心がけています。たったひとつのミスでピンチに陥ることもありますから、投球だけでなく、それ以外の守備もおろそかにせずチームに貢献したいと意識しています。
2011年5月13日(金)千葉ロッテvs.東北楽天、1回裏 1番バッター岡田選手の打球を好捕(写真提供:日刊スポーツ新聞社)
ご自身にとっても、高校時代は大きな転機となったのではないでしょうか。忘れられない出会いなどもあったのではないかと思いますが。
田中 まず、高校に進学する時、北海道に行くことには何の迷いもありませんでした。どこで野球をしたいかということだけを考え、自分で選んで進んだ道です。卒業してから随分経ちましたが、北海道は今でも自分にとって、とても大事な場所。野球部の香田誉士史監督に出会ったことも、大きな転機となりましたから。技術はもちろん、人としても成長させていただいたことをとても感謝しています。
意識されている、または目標にしている投手はいますか。
田中 北海道日本ハムのダルビッシュ有投手の存在は大きいです。もし渡米されることになったら、もう日本で投げ合って勝負することができなくなる。そう思うとなおのこと、勝ちたかったという想いが強くなります。
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