受賞選手特別インタビュー

当たり前だけど、常に野球のことを考えている 西川遥輝選手 (北海道日本ハムファイターズ/2018年度受賞)

2年連続で三井ゴールデン・グラブ賞受賞中の西川選手。守備に限らず走攻守すべてで活躍し、今やチームの中心選手となっている。怪我に苦しんだ時期もあった中で心掛けているものとは?プレーに対する意識とともに伺った。

(2019年8月18日インタビュー)

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野球のストレスは野球でしか発散できない

— 2年連続で三井ゴールデン・グラブ賞を受賞されておりますが、日ごろから安定した守備を行うために、意識していることはありますか?

守備で一番大事にしていることは、ポジショニングです。打者のデータやその日のコンディション、ピッチャーとの兼ね合いなど、さまざまな要素をもとに守備位置を微調整しています。ほかの外野手との密なコミュニケーションも不可欠。打球がポジションの中間に飛んできたときなど、守備中は外野手間の信頼関係が試される場面が多くあります。

また、最近は自分の前に飛んでくる打球を確実に捕ろうと強く意識するようになりました。僕はもともと自分の後ろに飛んでくる打球が得意だったのですが、近ごろはホームランテラスが増え、フェンスが近づいてグラウンドが狭くなった分、得意だった後ろエリアが減ってしまっているので、代わりに、前の打球をしっかりキャッチするよう心掛けています。前にくるのは打ち取った感じの打球が多いので、確実に捕ってあげないと投手もきついですしね。

— 西川選手が守備で目標としている選手は?

あまり意識したことはありませんが、強いて挙げるなら、陽岱鋼(ようだいかん)さん(現・巨人)ですね。僕はもともと内野手としてプロに入って、2014年ごろから外野に移りました。そのとき日本ハムでセンターを守っていたのが陽さんです。何かを直接教わったわけではありませんが、当時の僕は、陽さんの見よう見まねで外野の守備を身に着けていきました。特にキャッチに関しては、陽さんが一番うまいと思います。

西川遥輝選手

— 西川選手は、守備だけでなく走攻守三拍子そろった活躍をされています。打撃、走塁について心掛けていることがあれば教えてください。

一番力を入れているのはバッティングです。チャンスのときも気負うことなく、常に状況判断をしっかりするよう心がけています。走塁に関しては、投手のクイックモーションと捕手の送球の速さを計算して、行けそうなときにだけ走るようにしています。

— 怪我やスランプなど苦しい時期も過ごされてきたと思いますが、そうした時期はどのような気持ちで乗り越えられてきたのでしょうか。

怪我を含め、辛いときは人生にたくさんあると思います。僕ら野球選手にとって最も大きいのは、野球のストレスです。守備に関しては、最善の準備をして臨んだ上でやってしまったことならある程度仕方ないのかなと思えるので、後悔はあまりありません。しかし、バッティングについては、10回打席に立って成功するのは良くて3回ほど。シーズン中はストレス溜まりまくりです(笑)。僕は、野球のストレスは、野球でしか発散できないんですよ。結果を出すことがストレス発散になるので、良い結果を残せるように努力しています。

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