三井ゴールデン・グラブ野球教室

受賞選手特別インタビュー

当たり前だけど、常に野球のことを考えている 西川遥輝選手 (北海道日本ハムファイターズ/2018年度受賞)

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怪我をせず試合に出続けることが大事

— 西川選手は今や日本ハムに欠かせない存在です。チームの中心選手として、普段から大切にしていることはありますか?

何よりもまず、チームを離脱しないことですね。怪我をしない。そして、たとえ怪我をしてしまっても、試合に出場し続けられる程度の軽さで収めること。僕は今までかなり故障に悩まされてきたので、怪我には人一倍気を付けています。

— 常に最善のプレーをするための道具へのこだわりはありますか?

グラブに関しては雨の日には使うものを変えるくらいで、それほどこだわりはありません。ただ、スパイクにはこだわりが結構あって、球場によっては守備用や走塁用に履き替えたり、3つくらいを使い分けていますね。刃の長さや刃の位置を変えたりしています。

写真:西川遥輝選手

— 第一線で結果を出し続けるために普段から心掛けていることはありますか?

野球選手として当たり前のことかもしれませんが、常に、野球のことばかりを考えています。後輩の投手とも、食事に行くと「野手側の意見を聞きたい」と野球の話ばかり。以前、ある後輩の選手が3軍に落ちて、1軍に上がってきたとき、食事に誘って話したんですが、「2軍に落ちたとき、ずっと野球のことを考えていました」って言うんですよ。そのときは、いまさらそんなこと言ってるのかと思いましたけど(笑)。

— 最後に、夢を持って取り組んでいる子どもたちにメッセージをお願いします。

大きな目標を持つことは大事ですが、目の前の小さな夢をひとつひとつクリアしていくことも大切です。小さな夢を追いかけていく過程で、大きな夢が変わったり、また違う夢が出てくるかもしれません。皆さんにはぜひ、ひとつに絞らないで、いろんなことにトライしていってほしいと思います。

写真:西川遥輝選手・河野奨平さん

西川遥輝にしかわはるき

1992年4月16日和歌山県生まれ、智辯和歌山高校出身。2011年にドラフト2位で北海道日本ハムファイターズに入団。過去3度の最多盗塁(2014、17、18年)に加え、ベストナイン(16、17年)・三井ゴールデン・グラブ賞(17、18年)は2年連続など多くのタイトルを受賞している。

聞き手

写真:河野奨平さん

河野こうの奨平しょうへいさん
エームサービス企画業務部 広報室

自分も小中高は野球に勤しみ外野手としてプレーしていたので、あこがれの西川選手へのインタビューは一生残る思い出になりました。西川選手はクールなイメージがありましたが、インタビューの中で熱い思いがうかがえてうれしく思いました。

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