- ホーム
- 三井ゴールデン・グラブ賞
- 選手インタビュー
- 第41回受賞 谷繁元信選手
選手プロフィールを公開しました。2024年度受賞選手が決定!
第41回 三井ゴールデン・グラブ賞受賞
捕球と盗塁阻止率の高さから、安定したプレースタイルに定評があり、これまでに三井ゴールデン・グラブ賞を6回、ベストナインを4回受賞。そして、2013年5月には通算2000本安打を達成した。チームの要である捕手というポジションを担い続けてきた谷繁選手の想いに迫る。
(2013年8月15日インタビュー)
まずは、昨年2012年度三井ゴールデン・グラブ賞(以下、三井GG賞)6回目の受賞おめでとうございます。
谷繁 ありがとうございます。三井GG賞は守備を評価していただける唯一の賞です。数々の賞のなかでも特に思い入れが強く、初めて受賞した98年も非常に嬉しかったことを覚えています。とくに、38年ぶりに横浜ベイスターズが日本一となり、私自身も三井GG賞とともにベストナインをいただいた素晴らしい年でした。
捕手として一番心がけていることは何でしょうか。
谷繁 “自分にできることをやる”ただそれだけです。捕手という役割を全うするために、試合前にピッチャーの球をしっかり受ける、試合がはじまればピッチャーに勝たせるためのリードをする。ランナーが出れば盗塁と失点を防ぐために全力を尽くす。捕手を含め守備が上手い人というのは、そんな「当たり前」ができる選手だと思います。たとえば内野手なら、内野ゴロをしっかり送球してアウトにできる、外野手ならフライを確実に捕れるなど、絶対にエラーしない守備。4年連続で三井GG賞を受賞しているヤクルトの宮本慎也選手は、まさにそんな「当たり前」を積み重ねられる選手ですね。
よくファインプレーをする人が上手いと思われますが、私はそうは思いません。ファインプレーのチャンスは数十回に1回あるかないかであって、数十回の守備すべてにおいて確実なパフォーマンスを発揮できる人が評価され、生き残っていく世界だと思っています。
開幕から3試合連続安打で8打数5安打、打率6割2分5厘でセ・リーグ首位という好調な滑り出しを見せた谷繁選手。捕手では2013年も安定したプレースタイルを披露した。
(写真提供:ベースボール・マガジン社)
- ホーム
- 三井ゴールデン・グラブ賞
- 選手インタビュー
- 第40回受賞 小久保裕紀選手