甲斐拓也選手表彰式インタビューを公開しました。

三井ゴールデン・グラブ野球教室

選手インタビュー 〜受賞者特別インタビュー〜

写真:谷繁元信(たにしげ・もとのぶ)選手(2012年度受賞/中日ドラゴンズ)1970年12月21日生まれ。小学2年生の頃から野球をはじめ、夏の甲子園には捕手として2度出場。1989年、横浜大洋ホエールズ(現横浜DeNAベイスターズ)に入団。1998年には、攻守の要としてチーム38年ぶりのリーグ優勝・日本一に大きく貢献。同年には自身初の三井ゴールデン・グラブ賞を受賞。中日ドラゴンズに移籍した2002年には、自己最多となる24本塁打を記録した。

第41回 三井ゴールデン・グラブ賞受賞

今日が明日をつくり明日が未来をつくる

昨年は史上44人目となる2000本安打を達成されました。また、今年は王貞治氏の試合出場数を抜いて2位になりましたが、今のお気持ちはいかがですか?

谷繁 プロに入ってから現在まで、記録を目標にしてきたことは一度もありません。プロとして成果を出し続けていれば、自ずと記録は達成されるはずです。今日が終われば明日の試合に向けた心身の準備をする。練習が足りないと思えば練習する。もちろん明日に支障が出ないように調整しながら、です。その繰り返しが積み重なって、2000本安打と試合出場数2位に繋がったのだと思います。

プロとして結果を残すためには、継続力が一番大切だと。

写真:谷繁元信選手

谷繁 高校を卒業してプロに転向した時、期待されて入団したというのもあって「意外と通用するな」と過信してしまっていたんです。4年目の頃にスターティングメンバーじゃなくなってしまった時にはじめて「このままだと戦力外通告だ」と焦った。それからは、何が自分に足りないのか見極めて練習するようになりましたし、昨年より今年、今年より来年とレベルを高めていく努力をするようになりました。敵は常に研究して翌シーズンに臨んでくる。そのレベルを超えなければ到底敵いませんからね。

そんな自分自身の経験を、今の若手にも伝えるようにしています。たとえばワンシーズンで10勝した投手に対して「オフシーズンは次の年の準備だから、コンディションをしっかり整えて来年も10勝以上を目指して」と。でも、これがなかなか難しいんです。疲れが溜まってしまっていて、取り除きながら練習をするけれど、前年より練習量が落ちてしまう。すると、案の定次のシーズンでも結果を残せない。練習量や心身のケアも自己責任、自己管理ですし、これができなければ長年グラウンドに立ち続けることなんて絶対にできません。

まずは目の前の目標を全力で追いかけること

最後に、今の谷繁選手の目標とプロ野球選手を目指す子どもたちへメッセージをお願いします。

写真:谷繁元信選手

谷繁 “今日勝つ”ことです。今日の試合を勝つためにはどうしたらいいのか、とことん考える。それが今の目標です。プロ野球を目指す子どもたちにも、これをメッセージとしたいですね。大きな目標を持ちつつも、目の前の小さな目標を達成しながら毎日を乗り越えていってください。その積み重ねが、いつのまにか大きな目標に連れていってくれるはず。もちろん、大きな目標にたどり着くために、今日、自分が何をしなければいけないのか考えなければなりません。あとは、勝負事に“勝つ”という意識を忘れないで頑張ってください。私も、毎年の“優勝”を大きな目標に頑張っていきます。

写真:鈴木 淳詞さん

[聞き手]
新日本空調 経営企画本部広報課担当課長
鈴木 淳詞(すずき あつし)さん

継続は力なり。谷繁選手らしい野球への信念が伝わってくる取材でした

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