表彰式フォトレポート動画レポートを公開しました。

三井ゴールデン・グラブ野球教室

選手インタビュー 〜表彰式インタビュー〜

写真:松本哲也(まつもと・てつや)選手(外野手/読売ジャイアンツ)2006年に育成選手としてジャイアンツに入団。2007年に支配下登録(ジャイアンツでは育成選手からの登録は初)。一軍デビューは2008年5月28日の楽天戦。怪我によりそのシーズンは一軍での活躍はなかったが、2009年には開幕一軍入りを果たす。同年、新人王にも輝いた。山梨県出身(25歳)。専修大学卒

第38回 三井ゴールデン・グラブ賞 育成ドラフト出身で初受賞!

夢はいずれ正夢になる

中学生のころラグビーと野球のかけもちでしたね。その後野球を選択した理由は。

松本 最初に始めたスポーツが野球で、走攻守すべてが楽しいと思っていましたから。それで野球を選んだということもありますし、あとラグビーはちょっと痛いかな(笑)。

松本さんにはダイビングキャッチのイメージがありますが、そういった練習は。

松本 試合中は無我夢中でボールを追っていくので、身体が勝手に反応した結果です。わざわざダイビングキャッチのための練習はしません。ただ、最後まであきらめずにボールを追っていくことは大切です。

人工芝でのダイビングキャッチでボタンが取れてしまったこともありましたね。

松本 はい。ボタンが3つ吹っ飛んで自分でも驚きました。でも、そういうプレーでチームを救えればいいのですから。

  • 写真:ジャイアンツ松本選手 ファインプレー

打撃については独特の打法ですね (*1)

松本 何をやったら一軍で活躍できるかを考えて試行錯誤しました。入団2年目くらいからあの打ち方を始めましたが、今やっとフォームがしっくりするようになりました。

今シーズン、印象に残っている試合やプレーはありますか。

松本 日本シリーズの1アウト二塁のシーンで、センターに転がってきたときにバックホームで刺したことです。1点を争う試合でしたから確実にホームでアウトにしなくちゃいけない。その場面であのプレーができたのは、本当に自分の中で自信になりました。

オフはどのように過ごしますか。

松本 まずはけがをしない身体づくり。身体が小さくて力もないので、もう少しパワーアップしたいです。

写真:松本 哲也選手 三井ゴールデン・グラブ賞受賞トロフィー

野球をやっていきたい子どもたち、体格の小さい子どもたちに何かメッセージをお願いします。

松本 野球は体格で勝負するスポーツではないと思います。大きくても小さくても自分の居場所を見つけ、そこで何ができるかを考えて、目標を持って練習したらいいと思います。

座右の銘などはありますか。

松本 座右の銘というほどのものではありませんが、「夢は正夢」。夢をもっていればそれはいずれ正夢になるということで。

その言葉をいただいて、私たちもがんばっていきたいと思います。本日はありがとうございました。

1 独特の打法:バントをするような構えから、投手が投げる瞬間にヒッティング体勢に変化。平成の天秤打法とも呼ばれる。

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