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表彰式フォトレポートと動画レポートを公開しました。
第40回 三井ゴールデン・グラブ賞受賞
東京ヤクルトスワローズの要として18年間歩んでこられましたが、今振り返ってみてご自身の目標となったプロ野球選手、また人生において尊敬できる方はいらっしゃいますか。

宮本 野球選手でいえば、PL学園時代のひとつ上の先輩だった元・中日ドラゴンズの立浪和義さん。目の前でノックを受けていた姿に憧れを抱いていました。プロに飛び込んでからは、現在、埼玉西武ライオンズコーチの奈良原浩さんの守備に驚きました。送球、打球への反応速度、守備範囲の広さ、バウンドをとらえるテクニック。身のこなしが素晴らしい選手でした。
人生において尊敬しているのは両親です。特に母は「好きなことを思う存分やりなさい。勉強なんてしなくていい」と言い切って背中を強く押してくれました。両親からの100%のサポートがあったからこそ、今の自分があると思っています。自分にとっては越えたい存在ですね。
結果的にプロ野球選手になられましたが、プロを目指す上で諦めの気持ちや挫折などはなかったのですか。
宮本 一度もありませんでした。小学校からPL学園の頃までずっと「プロ野球選手になりたい!」と思っていましたが、ふと先輩の立浪さんなどと自分を比べた時に「今の自分じゃプロとして全然通用しない」と考えたことはあります。でもやっぱり「プロになりたい!プロになるんだ!」という強い意志は変わらなかったし、その気持ちは常に持ち続けていました。不思議と無理だなとは思いませんでした。
それでは最後に、夢を持ってプロ野球選手やさまざまな目標に向かう子どもたちにメッセージをお願いします。

宮本 どんな時でも親への感謝を忘れないでいてほしい。野球をするためのバットやグラブ、試合のための遠征費、すべて親が一生懸命に働いて稼いでくれたからこそ与えられているものです。親の支えで皆さんの夢はかなえられるのです。
そして、私の信念でもある“結果よりもプロセス”を大切にしてください。野球選手に限らず、どんなスポーツでもどんな仕事でも、プロセスを大切にしていれば、きっと立派な大人になれるはずです。

[聞き手]
三井住友トラスト・ホールディングス 広報室
樫本 寛(かしもと ひろし)さん
自身も東京六大学野球で活躍した野球経験者。
明治神宮野球場で本塁打を記録したことも。
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