三井ゴールデン・グラブ野球教室

受賞選手特別インタビュー

「失敗したっていい。
ただ、後悔だけはしない」炭谷 銀仁朗選手(埼玉西武ライオンズ/2015年度受賞)

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どんなことでも頑張れば結果はついてくる

—先ほど「後悔しないように」とおっしゃっていましたが、重要な場面に直面するとき、後悔しないために意識していることはあるのでしょうか。

繰り返しになりますが、やはり準備ですね。僕だったら試合前にデータや今までの結果を頭に入れておきます。もし、試合中にピンチの場面が来たら僕は「抑えよう」ではなくて、「やることはやったんだから、だめだったら仕方ない」と考えるようにしています。「抑えなきゃ」と思うと、緊張して身体が思うように動かなくなります。まあ、どんな失敗をしても、命までは取られないですから(笑)。

成功しても失敗しても、それは経験になりますし、次に活きます。「あの時はああやって失敗したから次はこうしよう」とか。プロ野球の場合は、次の日すぐ試合がありますから、頭を切り替えて準備して、しっかり次に臨むようにしています。

写真:炭谷銀仁朗選手

—炭谷選手の「野球人」としての目標を教えてください。

実は、あまり考えたことがないんです。ただ、個人的には、プロに入ったときから2000試合は出たいと思っています。もちろん、チームとしての目標は、常に優勝です。

—最後にプロ野球選手を目指す子どもたちや、それ以外にも夢に向かって取り組んでいる子どもたちにメッセージをお願いできますか。

とにかく頑張ることが大事。努力がすべてだと思います。勉強でもスポーツでも、僕は頑張れば必ず結果が出ると思います。ですから、夢に向かって頑張って努力してください。

写真:工藤薫さん・炭谷銀仁朗選手

炭谷銀仁朗すみたにぎんじろう

1987年7月19日生まれ。2005年の高校生ドラフト会議で西武ライオンズから1巡目指名を受け入団。強肩を持ち味に、チームを助ける獅子の不動の正捕手。2015年シーズンは5年連続の100試合出場を達成し、自身初となるベストナインにも輝いた。2016年シーズンより選手会長にも就任。投手陣の力を引き出す巧みなリードだけでなく、チーム全体を引っ張るチームリーダーとしての役割にもますます期待が高まる。

聞き手

写真:工藤薫さん

工藤薫くどうかおるさん
日本製鋼所 総務部
輸送グループ

目の前の炭谷選手は大きく、カッコ良かったです。緊張しましたが30年以上のライオンズファンなので、とても感動しました。「成功も失敗も経験になる」「準備を怠らない」というお話はビジネスマンにも共感できるものがありました。

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