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2024年度受賞選手が決定!
菊池 涼介(きくち りょうすけ)
1990年3月11日生まれ。東京都出身。小さい頃から野球一筋で、高校時代は三塁手、大学時代は遊撃手を務めた。2012年広島カープに入団、正二塁手として起用される。翌年にはシーズン528補殺を記録し、1955年から破られることのなかった坂本文次郎の522補殺を抜いてシーズン補殺数歴代1位に。そして2014年、自身の記録を上回る535補殺をマークし、球界を驚かせた。
—稀代の二塁手として名だたる選手から守備力を高く評価されていますが、菊池選手が目標としていた選手や、今まさに注目されている選手はいらっしゃいますか。
小さい頃は、当時読売ジャイアンツだった仁志(敏久)選手や横浜ベイスターズだった石井コーチのプレーに惹かれていましたね。身体は小さくてもプレー次第でその存在が大きく見える。僕も他の選手より一回り小さいので、すごい選手だなとずっと憧れていました。
プロ入りしてからは、阪神タイガースの鳥谷(敬)選手のプレーに注目しています。鳥谷選手はポジションは違いますが、捕球から素早く体勢を整えて刺すような送球ができる体の強さに驚かされます。僕は自分が投げやすい体勢で投げているので、あまり子どもたちに真似しろとは言えませんが(笑)。鳥谷選手は皆のお手本となるような身のこなしができる選手だと思います。
—シーズン終了後には侍ジャパンのメンバーとしても日米野球でご活躍されました。メジャーとの試合を経験されて感じたことや学ばれたことなどはありますか。
パワーもスピードもまったく違うし、動きの全てがダイナミックでしたね。ただ、野球は野球で、やることに変わりはないと感じました。また、日の丸を背負い日本代表として他のチームの方々とともに戦えたことは貴重な経験でした。ノブさん(福岡ソフトバンクホークス・松田宣浩選手)はとてもチームを盛り上げてくれていたので、僕もチームのムードメーカーとして皆を元気にしたいですね。
—最後に来シーズンに向けての目標とプロ野球選手を目指す子どもたちへメッセージをお願いします。
山本浩二さんの10年連続の記録を越えるため、来シーズンも受賞できるように努力していきたいです。また、最近では女性のカープファンも増えてきているので、多くの方に支持されるよいプレーをしていきたいと思います。
プロ野球選手を目指す子どもたちには「夢は諦めなければ絶対に叶う」と伝えたいですね。野球が大好きならずっと好きでいてほしい。僕はプロになった今でも野球が大好きです。
聞き手
三井不動産 広報部 ブランド・マネジメントグループ長
鶴海 哲也(つるみ てつや)さん
何よりも菊池選手の常に前向きな姿勢が印象に残りました。どこまでも成長し続けそうな気がして、今後も目が離せない存在です。
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